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こんにちは!
渡辺 拓です。
昨日、
遅ればせながら
M-1を見ました。
いや〜今年のレベルはすごかったですね!
始めて見るコンビもありましたが、
どれもめちゃくちゃ
おもしろくて、
ずっと笑ってました。
中でも個人的には、
ジャルジャルが大好きでした!
漫才の内容はというと、
ツーといえばカーと答えるように、
片方が出したお題に
あった内容を答えていくゲームを
ただひたすらやるだけ
っていうもうすばらしい
「ジャルジャルワールド」
まんさいの内容だったんですが、
それがすごい
「漫才の王道」をいってるな〜
と思ったんで
書いておきます。
もしM-1をご覧でない方は
ここから先は見ないでください!
いちおう
ネタバレがないようには
書いていますが、
完全に書いてないかというと
そういうわけでもないので。笑
ジャルジャルの漫才は王道!?
さて、
漫才を見られた方は
わかると思いますが
ジャルジャルは
とっても
「新しい」ことをやっていた
感覚があったと思います。
でも、
僕は逆に
「漫才の王道」
を感じたんですね。
それはいったいどこか?
王道を感じたポイントを
みっつ上げたいと思います。
ストーリー展開
まず、
王道を感じたのは
「ストーリー展開」
です。
はじめはツカミで
何をやるかを説明し、
中盤入るくらいにひとつ、
6割以上の笑いをとりつつ
あとのために布石を打っておく。
そこから
新しい要素を出して
最後の波までの流れを作って、
布石を回収しながら
ドカンドカンと大爆笑の波をつくる!
波を作ったあとは、
落ちすぎないタイミングで
いい感じの高さの
オチに流れを持っていく。
(オチにも布石をうってましたね)
・・っていう
まさに漫才の王道の
ストーリー展開がなされていて、
本当に感動したのでした。
これは
グラフとかつくってみると
たぶんおもしろくて、
ヨコ軸に時間をとって、
タテ軸に笑いの量をとれば、
それはそれはキレイな
ストーリー展開に
なっているんじゃないかなと思います。
緊張と緩和
次に感じた王道っぽさは
「緊張と緩和」
です。
漫才でよくみる
基本的な笑いの作り方を
忠実にやってるな〜
と。
これは
大きな笑いを作るところでは
全部取り入れてましたね。
全体で
大きめの笑いが
中盤でひとつ、
後半でふたつあったと
思うんですが
そこでしっかり間を取って
「次はなに言うねん!?」
と思わせて、
ドカンとバッチリ決めてくれるところは、
さながら
大リーグで
筋肉ムッキムキの
おじさんが
落差の大きい変化球を
グッ!っとためて
「パカーーーン!!!」
って場外に持っていくかのような
光景が浮かびました。
テンポの組み合わせ
ぼくが思った
王道ポイント、
さいごは
「テンポの組み合わせ」
です。
ツーとカー、
ああいえばこういう、
の組み合わせで
漫才が進んでいましたが、
思い出していただくと
短いやつ、
中くらいのやつ、
長いやつ
って感じに
うまく分かれていたかと思います。
それはまるでモールス信号のSOS。
「トトト ツーツーツー トトト・・・」
この「短・長」の
テンポ差が芸術的に組み合わさって
全体が流れていました。
なかでも
印象的やったのが
長いやつを
3つくりかえして
じゅうぶん時間をとったあとに
一気に短いやつを
たたみかけて
もうそのテンポの差だけで
笑かすような組み合わせを
持ってきてたところです。
あれをみて、
なんか去年のM-1の
「王道漫才」と紹介された銀シャリの
ドレミの歌のネタを思い出しました。
覚えている方いますかね!?
「ファーはファーのファー」
のところです。
(文字だけやったらなんのことやら笑)
そこで
たたみかけて喋ってたところは、
もはや内容を聞いてなくても
その勢いだけで
笑いが勝手に
増えていくところでした。
それと
同じように
テンポがうまく
組み合わされていたと思います。
なんだかスピードの
構成だけで笑えているから、
もはや
コトバがちがう
外人が聞いても
笑えるんじゃないかと思うくらい。
「新しさ」とは?
と、
ここまで
王道ポイントを
3つ説明しましたが、
いかがでしたか?
それでもやっぱり
「新しかった」
と感じたかと思います。
これって何かというと、
「漫才の王道を
言語を変えてやった」
というところにあります。
もはやあれは
日本語じゃなくて、
そのツーカー語で
話が進んでいたというだけ。
さっき
外人が聞いても笑えたんじゃないか
ってことを書きました。
確かに
それでも
笑えると思いますが、
あの場所でやったものの
3割減にはなりそうです。
そこを違う言語を使いつつ、
日本人がギリギリわかるバランスで
やってらっしゃたのが、
ホンマにすごいなと
感じるような漫才でした。
はい。
そして
ここまで書いてきまして、、
せっかくなので
で、それをどう活かす?
ということですが
日本語をツーカー語にとりかえる
というだけで
あれだけ新しいものになった。
(だけ、と書きましたが、
それをやるのが
ホンマに難しいんやとは思います。)
そういった軸のズラし方を
発想法として
覚えておきたいとおもうわけです。
あとは、
ストーリー展開、
間のとりかた、
テンポの組み合わせ。
こういったところは
文章を書くときや、
プレゼン発表にも活きてくると思います。
いい文章を書く人とか
プレゼンのうまいひとに
聞いてみても、
やっぱりいろいろ
こういった流れを何回も見て、
体の中に刷り込んでおくことやと
いわれました。
この視点で見ると、
漫才は最強の教科書ですね。
笑えてしかもためになる。
こういうところで
取り入れていきたいですね。
まとめ
M-1のジャルジャルの漫才は、
・ストーリー展開
・緊張と緩和
・テンポの組み合わせ
という点から見て、
かなり
「漫才の王道」をいっていた!
それを
「ちがう言語でやる」
だけで、
あそこまで新しく、
そして面白く見せていた!
そうした発想法や、
話の作り方を
しっかり自分の領域に
「つなげて」、
取り入れていきたいですね。
いや〜
漫才評論家でもなんでもないですが
ちょっとあまりにも
感動したので
いろいろ書いてしまいました。
これを読んだあとに
もっかい漫才を見たら
「なるほど!」
と言っていただけると思います!
(銀シャリのドレミの歌もいっしょに笑)
気になった方は
ぜひこんど
語り合いましょう。笑
ではでは。
ここまで
お読みいただき、
ありがとうございました!
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